【パナマ侵攻】戦争の背景や経過などわかりやすく解説

Introduction:パナマ侵攻とは?

パナマ侵攻(Invasion of Panama)とは、

1989年、ブッシュ政権下のアメリカが中米のパナマに軍事侵攻した事件

です。

ブッシュ(父)は、パナマの最高権力者ノリエガの政権を排除するために軍隊を派遣しました。

本記事では、パナマ侵攻について解説していきます。

Part 1:内容解説

パナマ侵攻の背景と経過を解説していきます。

1−1 パナマ侵攻の背景

1938年にパナマ軍最高司令官に就任したマヌエル・ノリエガは、軍事独裁者としてパナマを支配しました。

マヌエル・ノリエガ

マヌエル・ノリエガ

独裁体制に加え、麻薬の密輸マネーロンダリング(資金洗浄)の容疑があるノリエガに対しアメリカは、ノリエガ政権の排除に乗り出します。

アメリカのレーガン大統領は、パナマ運河使用料支払い停止やパナマの在米資産凍結といった経済政策を行いました。

その結果、パナマ経済は大混乱し、経済は大きく落ち込みました。

パナマ国内では、ノリエガ政権の反対派が暴力で弾圧されるといった状況にありました。

そして、アメリカ軍人に対する暴行や殺害事件が起きているという報告によって、ブッシュ大統領は、パナマへの軍事侵攻を決定しました。

このように、アメリカ人の保護、独裁体制の終結、麻薬取引の摘発といった名目から、パナマ侵攻は行われました。

しかし、アメリカ軍人がパナマ国内で殺害されたという事実があったかは諸説あります。

1−2 パナマ侵攻の経過

1989年、アメリカ軍は陸海空軍数万人を投入し、パナマに侵攻しました。

最新の兵器を使用するアメリカ軍は、パナマ軍と戦闘を繰り広げましたが、圧倒的な軍事力でパナマを制圧しました。

ノリエガはアメリカ軍に拘束され、40年の禁固刑に処されました。

ノリエガの拘束後、野党のエンダラがパナマ大統領就任に就任しました。

パナマ侵攻後、パナマ軍は解体され、国家警察として再編されました。

アメリカのパナマ侵攻は、国際法違反であると国際社会から非難され、国連でも反対の決議がされました。

Part 2:おすすめの書籍

もっと「パナマ侵攻」を学びたいという人は、以下の書籍がおすすめです。

Part 3:まとめ

いかがでしたか?

「パナマ侵攻」をまとめると、

【パナマ侵攻】 まとめ
・背景:ノリエガの独裁・麻薬取引・マネーロンダリング
・アメリカ軍による制圧、パナマ軍解体

以上です。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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