【チェチェン紛争】紛争の背景や経過をわかりやすく解説

Introduction:チェチェン紛争とは?

チェチェン紛争(Chechen conflict)とは、

チェチェン共和国における独立のための蜂起に対して、ロシア軍が武力介入した紛争

です。

チェチェン共和国は、ロシア連邦内の北コーカサス地方に属する共和国です。

本記事では、チェチェン紛争について解説していきます。

Part 1:内容解説

チェチェン紛争は、第1次と第2次にわたって行われました。

1−1 第1次チェチェン紛争

1991年にソ連が崩壊すると、独立を目論んでいたチェチェン共和国は、独立宣言を発表しました。

しかし初代ロシア連邦大統領のボリス・エリツィンは、チェチェンの独立に反対し、認めませんでした。

ロシアに独立を認められなかったチェチェンは、1994年に独立のための武装蜂起を開始しました。

それに対してロシアは、軍隊を派遣して鎮圧に乗り出しました。

小国のチェチェンは、ゲリラ戦略などを展開しましたが、大国ロシアには敵わず、1995年にロシアが勝利しました。

1996年に停戦合意が成立し、第1次チェチェン紛争は終戦となりました。

1−2 第2次チェチェン紛争

第1次チェチェン紛争の終戦から3年後の1999年、チェチェンの独立を目指す武装グループが蜂起して、第二次チェチェン紛争が始まりました。

エリツィンを継いで大統領となったプーチンは、チェチェンの独立は認めず、武力による鎮圧を開始しました。

ロシア軍は軍隊をチェチェンに派遣したり、空爆による攻撃をするなどしました。

それに対しチェチェン側は、モスクワの学校や劇場といった施設に襲撃し、ロシア軍に対抗しました。

圧倒的な戦力を有するロシア軍は、2009年にチェチェンの武装グループを鎮圧し、独立の運動を終了させました。

こうして終戦に至った第2次チェチェン紛争ですが、チェチェンはいまだに独立を要求しています。

Part 2:おすすめの書籍

もっと「チェチェン紛争」を学びたいという人は、以下の書籍がおすすめです。

Part 3:まとめ

いかがでしたか?

「チェチェン紛争」をまとめると、

【チェチェン紛争】 まとめ
・第1次チェチェン紛争:ソ連解体に伴って独立宣言→ロシア軍による鎮圧
・第2次チェチェン紛争:武装グループによる蜂起→ロシア軍による鎮圧

以上です。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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