【リビア内戦】内戦の背景や経過をわかりやすく解説

Introduction:リビア内戦とは?

リビア内戦(Libyan Civil War)とは、

2011年〜2020年、2度にわたってリビアで起こった内戦

です。

リビアは、エジプトの西隣に位置する北アフリカの国です。

本記事では、リビア内戦について解説していきます。

Part 1:内容解説

リビア内戦は、2度にわたって繰り広げられました。

1−1 第1次リビア内戦(2011年)

1969年に政権を獲得したカダフィ大佐は、41年間にもわたって政権を維持、強権的な政治を貫いてきました。

カダフィ大佐

カダフィ大佐

しかし、2010年にチュニジアで勃発したジャスミン革命をきっかけに始まったアラブの春がリビアにまで波及し、民主化に向けた運動が始まりました。

アラブの春についてまとめた記事は以下のリンクからご覧いただけます。

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アラブの春

リビアの民衆は、カダフィ大佐に退陣を要求した反政府デモを展開しました。

その結果、カダフィ大佐は退陣し、長期政権は終了しました。

この一連の出来事を第1次リビア内戦と言います。

1−2 第2次リビア内戦(2014年)

第1次リビア内戦後、カダフィ政権の崩壊に伴って新体制の発足を試みましたが、様々な勢力が存在していたために難航しました。

国連の後押しにより、首都のトリポリで暫定政権が発足しました。

しかし、暫定政府を認めないイスラム勢力や民兵組織の「リビア国民軍」が反発しました。

正統な政府の樹立を目指す各勢力は、リビア国内で多数の戦闘を繰り広げました。

このような混迷した状況に、国連が仲介して2020年8月に停戦合意が成立しました。

この一連の出来事を第2次リビア内戦と言います。

Part 2:おすすめの書籍

もっと「リビア内戦」を学びたいという人は、以下の書籍がおすすめです。

Part 3:まとめ

いかがでしたか?

「リビア内戦」をまとめると、

【リビア内戦】 まとめ
・第1次リビア内戦:アラブの春の波及からカダフィ政権打倒
・第2次リビア内戦:暫定政権を認めない勢力による内戦

以上です。

Web大学 アカデミアは、他にも様々なジャンル・トピックを解説していますので、是非ご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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