パリ協定(Paris Agreement)とは、
です。
パリ協定は、1997年の京都議定書以来の気候変動に関する国際的な枠組みです。
京都議定書についてまとめた記事は以下のリンクからご覧いただけます。
Introduction:京都議定書とは? 京都議定書(Kyoto Protocol)とは、 1997年、京都で行われた気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された、地球温暖化や気候変動に対する国際的な取り組みを定めた国際条[…]
本記事では、パリ協定について解説していきます。
Part 1:内容解説
パリ協定(Paris Agreement)とは、
です。
京都議定書は、歴史的に多くの温室効果ガスを排出していきた先進国が率先して削減努力をするべきであるという理念から、途上国に削減目標を求めませんでした。
パリ協定は初めて、気候変動枠組条約に加盟する196カ国が削減努力を行うことを義務づけた合意です。
国の規模や経済情勢といった条件を加味し、国ごとに実現可能な削減目標を設定しました。
日本は、2030年度までに排出を26%削減することを目標にしていましたが、2021年4月の気候サミットにおいて菅元首相が「2030年度までに46%削減」に引き上げました。
削減目標は5年ごとに更新・提出が求められます。
世界共通の目標としては、「世界の気温上昇を産業革命以前と比較して2℃未満、1.5℃に抑える努力をする」ことを掲げています。
そのためには、各国が排出量を削減し、吸収量とバランスを取ることで「排出の実質ゼロ」を目指す「カーボンニュートラル」が重要になります。
カーボンニュートラルについてまとめた記事は以下のリンクからご覧いただけます。
Introduction:カーボンニュートラルとは? カーボンニュートラル(Carbon neutral)とは、 温室効果ガスの吸収量と排出量が等しくなる状態 です。 カーボンニュートラルは、日本語で「炭素中立」とも言います。 […]
将来的に、温室効果ガスの排出が少ない「脱炭素・低炭素社会」への転換が求められています。
脱炭素・低炭素社会についてまとめた記事は以下のリンクからご覧いただけます。
Introduction:脱炭素・低炭素社会とは? 脱炭素・低炭素社会とは、 地球温暖化や気候変動の原因となる温室効果ガスの排出量を少なくする社会、もしくは排出量を実質ゼロにする社会 です。 深刻化する環境問題に対処するため、脱[…]
ちなみに、気候変動否定論者であるアメリカのトランプ大統領は、2019年にパリ協定からの離脱を表明しました。
しかし2021年、政権を引き継いだバイデン大統領によってアメリカはパリ協定に復帰しました。
Part 2:おすすめの書籍
もっと「パリ協定」を学びたいという人は、以下の書籍がおすすめです。
Part 3:まとめ
いかがでしたか?
「パリ協定」をまとめると、
以上です。
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最後までご覧いただきありがとうございました。